2008年7月8日火曜日

合同ワークショップの反省とこれから

久しぶりのブログへの書き込みとなりますが、先日の首都大・デジハリ大
合同ワークショップについての反省、そしてこれからのことを書こうと思います。



制作進行についての反省

リサーチ・分析不足
話し合いの場は何度も持ったが、リサーチの時間はあまり持てなかったと
いうのが事実。正直な話制作もやるのにリサーチもやるというのはこの時期
非常に酷な気がしないでもないが、今後確実に必要になってくるもの。

もう少し他人に干渉しても良かったのではないか
確かにすでに過干渉でもうイヤ!という部分もあるだろうが、一貫性のない
企画は作っている方にとっても聞いているほうにとっても頭に疑問符が
浮かぶ。思ったことは思ったときに口にしないとダメだ、ということ。

ちゃんとしたリーダーを立てること。
重要。今回は「4人だから」という甘えがあった。

企画書及び仕様書を書く
時間の関係上厳しいかもしれないが、クロッキー帳にメモしただけでは
どう考えても不十分だった。このあたりが本番で指摘される、「webページ
になぜ検索機能が実装されていないのか。」あたりに繋がる。



プレゼンについての反省

ムービー中の言葉遣い等
簡潔な文にしているだけに、言葉一つ一つの重みが増す。
その中で推敲の足りない文章を出してしまうのはやはり良くない。
メンバー内でも注意、呼びかけを行うべきだった。

資料
場数の不足と指示の不足が出ていた。企画書を書いていれば、資料の
制作もより楽になるという意識がなかった。
今後は足場固めをより綿密に行う必要がある。

冷静さの不足
突っ込まれた時に質問の本質を捉える能力が不足していたと痛感した。
これは制作中の会議でも感じたことだが、反論されると似たような
話を持ってきて無理やりこじつけるような癖があるのではないかと思う。

と、ここまで書きましたが、すべては「もっと場数をこなす」の一言に尽きる
のではないかと思います。
今回は反論されて動揺する場面がどの班にも見られましたが、反論は
冷静に考えればまず妥当なものでしょう。
厳しいですが、これらから逃げずにしっかりと立ち向かうバイタリティを
場数をこなすことによって手に入れてゆくのが今後の課題だと思います。



以上はほぼマイナス点でしたが、これだけだと寂しいので
プラスだった点でも。

コミュニケーション
グループ内では非常にスムーズなコミュニケーションが取れたと
自負しています。このあたりは会議内容の迅速な報告と、
いわばデジハリの環境への歩み寄りがグループ内の首都大生全体で
行えたからだと思います。

プレゼンのムービー
良くも悪くもムービーでしたが、実際感触は悪くなかったと感じています。
ムービーへの指摘となると意見が細かくなっていたということからの
判断ですが。

日程調整
実際学校に2日間缶詰はしましたが、前日夕にはすべての作業が終わり、
余裕を持って本番に臨むことができました。



マイナス点のほうがはるかに多いといえばそうですが、これを見る限りだと
基本的にやることは結構やったといえるのではないかと。
(リサーチを除く)
これに関しては今後も円滑に進むように努力していきたいと思います。



今後の方向性
「書いたものが実際に掲示されるまでの過程にどんな配慮があるのかが
実際には難しい。 」との意見を貰ったので、多少しやすく案を改善しました。

モバイルタッちゃん端末
展示室に入場する際、ハンディなタッチパネルを借りることができる。
パネルには主に
・感想や意見、質問を書く機能
・館内地図(コミュニケーターのいる位置と現在位置表示可)
・展示ナビゲーションシステム
の機能を持っている。ねらいとしては、

展示ナビゲーションを使いながら、展示を見る。
   ↓
思ったこと、感想などを自分で館内地図上にマッピングしていく。
   ↓
それを持ってコミュニケーターに質問などをしに行く。
   ↓
質問に対する回答を書いてもらったり、教えてもらったりし、
   ↓
マップを完成させたら受付にもって行きデータを渡す
   ↓
集まったデータからいくつかピックアップ。ホームページへ掲載

という流れです。
これまでが「その場」の意見を送るものだったのに対し、これはその場の会話を送る
ということを目的としています。

とは言えまだタッチパネルである必要性、それから対象とする年齢等
具体的なターゲットが決まらない分には提案ともいえないと思いますが。

でも、今後またやるとしたらこういった方向で検討してみたいと思います。

2 件のコメント:

HIdenori Watanave さんのコメント...

かなり整理されたレポートに好感を持ちました。

「リサーチ」は、過去にあまり経験のない皆には難しかったはずです。しかし例えば渡邉の場合、知らないことに対しては、あまり乱暴にものをいうことができません。今回、皆が立ち会ったような経験を踏んでいくうち「用心深く」なってきました。調べまくって根を張って、確信を持てたことについて言葉にする・・・という手続きはとても有用なので、このさい身につけてしまいましょう。

また反面、石橋をとびこえるような発想の切り替えもときに必要とされるわけですが、両者ともに別に「才能」ではなく「技術」だったりするので、ドライに取り込んでいくのが一番です。

「他人に干渉」はぜひ実践してほしい。他の何人かのコメントにも書きましたが「大人の物腰のコドモ」的な部分は、首都大生のあきらかな弱点です。今日の特別講義、河邑さんたちにみんなが積極的に質問しているようすをみて、ワークショップの成果が出てきたな!と、渡邉は一人ほくそ笑んでました。

この半期で皆いろいろな経験をしたと思います。今年はじめて開講したこの講義、ソフトの使い方を教える場にしたくはありませんでした(というかそんなものは目的に沿って個人個人で行うもの)。ネットワーク上のサービスの使い方、自分の作品のプロデュース、ネットワークを介したコラボレーションなどなど。すべて社会で実践的に活かせる経験になったかと思います。

これからも邁進してください。

noriko さんのコメント...

お疲れ様でした!

今回高田君と組めて私はたくさん勉強になりました。それからなによりも楽しんで作業ができました。
なんというか、たくさん負担をかけてしまったところがあったけれど、そのおかげで自分の駄目なところが浮き彫りになったりして、これからの自分の課題が見えてきたように思います。
あいかわらず日本語が下手でごめんなさい。笑


どうもありがとうございました♪