2008年7月18日金曜日

Second life: 私がやってみたいi-work

前回の講義を元に、私がSecond life内でやってみたい
i-workの提案を行いたいと思います。

Player's lobby
前回の講義でSecond lifeをプレイした時に感じたことは、
運営側は「どこに行くかは自由ですよ」という聞こえの
いい言葉を言いながら、その場所を探させる作業までも
ユーザーに投げっぱなしにしているのではないか、
ということでした。

シムの検索機能はありましたが、単純にシムの名称に
ヒットした言葉だけを羅列しているようでした。

そこで提案したいのが、シムの仲介を行う【Player's lobby】
です。


現在のセカンドライフ上でユーザーがシムにアクセスする場合、
一般的にはこのような格好で、検索を用いて自分の行きたい
シムを選択するという形でした。


Player's lobbyは、この「検索」の部分に入り込んで、ユーザーが
よりシムの検索をしやすいサービスを提供します。

このサービスというのは、ネット上や実世界上でも様々なものが
出ています。
そこで、前例としてどのようなものがあるかということを、例えを
挙げながら説明していきたいと思います。



人力検索はてな
http://q.hatena.ne.jp/

似たようなサービスに「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」などが
ありますが、コンセプトとしてはこちらに近いため紹介。
検索エンジンを使っても探し出せない、どう探してよいか分からない、たくさんの人に答えてもらわないと分からない、人力検索はてなはそんな質問に答えます。(人力検索はてなってなに? より)

とのことで、要は機械的な検索でなく、人の目による選りすぐりが
行えるという検索エンジンです。
セカンドライフ内に実現したら、シムの名前とトラフィック
だけではなく、情報提供者の体験も併せた情報を得ることが
できると思います。

ミシュランガイド
http://www.michelin.co.jp/guide/index.html

実世界において、料理店の仲介(紹介)誌として世界的に有名なのが
このミシュランガイド。
セカンドライフ内においてもこのような「格付け」があれば、ユーザーも
どこに行こうか迷った時に行く場所の選択に困らないのではないか、
と思います。

Yahoo! Japan(カテゴリ検索)
http://dir.yahoo.co.jp/

欧米と違い、日本において検索エンジンというとまずこの「Yahoo!」を
挙げる人がかなりいます。この授業を受けている人の中でも、おそらく
授業を取る以前はGoogleよりもYahoo!の方が馴染み深かったという人も
少なからずいるのではないかと思います。
ではなぜYahoo!が日本では成功しているのか、と考えた時に、自分はこの
カテゴリ検索があったからではないかと思います。
日本人の体質的に、みんなが良いといっていたから、という理由でものを
買ったりするケースが多く見られます。
その点Googleは検索結果を無機質に表示しているだけなのに対し(実際は
ページのビュー数など、見えないところで複雑な選出方法を取っていますが)
Yahoo!は掲載申請の中からスタッフが厳選したサイトを「オススメです!」と
いう風な形で分かりやすく紹介しています。
このシステムが非常に日本人向きだったからでしょう。



これら3つから分かってくれると思うのですが、公式情報以外にも
分かりやすい「ガイド」がSecond life上にも欲しいのです。
そしてこれは充分ビジネスになるのではないかと思っています。
シムを借りる必要性は出てきますが、例えばYahoo!のカテゴリ検索
のように、紹介の依頼があった場合は審査をし、紹介するとなった
場合に紹介料を頂くだとか、仲介を利用したユーザーが、仲介先で
稼いだお金を数パーセント還元するシステムを用意するだとか、
実世界において割とちゃんとしたシステムができている以上、
それをSecond life用にアレンジして使用することは
可能だと思います。

ただ、問題点を挙げるとするならば、Yahoo!などの検索エンジンの場合、
ネットの黎明期から存在していたという点で、Second lifeは
サービス開始から大分時間が経っています。
このことにより、このサービスに相当する強力な「口コミ」が
存在しているのではないかと思っています。
(この辺はSecond lifeをもっとプレイしないと状況がつかめませんが。)

ということで、大分概念的なものから入った今回の提案ですが、
ひとまずはこれで。
あとで少し加筆するかもしれません。

2008年7月8日火曜日

合同ワークショップの反省とこれから

久しぶりのブログへの書き込みとなりますが、先日の首都大・デジハリ大
合同ワークショップについての反省、そしてこれからのことを書こうと思います。



制作進行についての反省

リサーチ・分析不足
話し合いの場は何度も持ったが、リサーチの時間はあまり持てなかったと
いうのが事実。正直な話制作もやるのにリサーチもやるというのはこの時期
非常に酷な気がしないでもないが、今後確実に必要になってくるもの。

もう少し他人に干渉しても良かったのではないか
確かにすでに過干渉でもうイヤ!という部分もあるだろうが、一貫性のない
企画は作っている方にとっても聞いているほうにとっても頭に疑問符が
浮かぶ。思ったことは思ったときに口にしないとダメだ、ということ。

ちゃんとしたリーダーを立てること。
重要。今回は「4人だから」という甘えがあった。

企画書及び仕様書を書く
時間の関係上厳しいかもしれないが、クロッキー帳にメモしただけでは
どう考えても不十分だった。このあたりが本番で指摘される、「webページ
になぜ検索機能が実装されていないのか。」あたりに繋がる。



プレゼンについての反省

ムービー中の言葉遣い等
簡潔な文にしているだけに、言葉一つ一つの重みが増す。
その中で推敲の足りない文章を出してしまうのはやはり良くない。
メンバー内でも注意、呼びかけを行うべきだった。

資料
場数の不足と指示の不足が出ていた。企画書を書いていれば、資料の
制作もより楽になるという意識がなかった。
今後は足場固めをより綿密に行う必要がある。

冷静さの不足
突っ込まれた時に質問の本質を捉える能力が不足していたと痛感した。
これは制作中の会議でも感じたことだが、反論されると似たような
話を持ってきて無理やりこじつけるような癖があるのではないかと思う。

と、ここまで書きましたが、すべては「もっと場数をこなす」の一言に尽きる
のではないかと思います。
今回は反論されて動揺する場面がどの班にも見られましたが、反論は
冷静に考えればまず妥当なものでしょう。
厳しいですが、これらから逃げずにしっかりと立ち向かうバイタリティを
場数をこなすことによって手に入れてゆくのが今後の課題だと思います。



以上はほぼマイナス点でしたが、これだけだと寂しいので
プラスだった点でも。

コミュニケーション
グループ内では非常にスムーズなコミュニケーションが取れたと
自負しています。このあたりは会議内容の迅速な報告と、
いわばデジハリの環境への歩み寄りがグループ内の首都大生全体で
行えたからだと思います。

プレゼンのムービー
良くも悪くもムービーでしたが、実際感触は悪くなかったと感じています。
ムービーへの指摘となると意見が細かくなっていたということからの
判断ですが。

日程調整
実際学校に2日間缶詰はしましたが、前日夕にはすべての作業が終わり、
余裕を持って本番に臨むことができました。



マイナス点のほうがはるかに多いといえばそうですが、これを見る限りだと
基本的にやることは結構やったといえるのではないかと。
(リサーチを除く)
これに関しては今後も円滑に進むように努力していきたいと思います。



今後の方向性
「書いたものが実際に掲示されるまでの過程にどんな配慮があるのかが
実際には難しい。 」との意見を貰ったので、多少しやすく案を改善しました。

モバイルタッちゃん端末
展示室に入場する際、ハンディなタッチパネルを借りることができる。
パネルには主に
・感想や意見、質問を書く機能
・館内地図(コミュニケーターのいる位置と現在位置表示可)
・展示ナビゲーションシステム
の機能を持っている。ねらいとしては、

展示ナビゲーションを使いながら、展示を見る。
   ↓
思ったこと、感想などを自分で館内地図上にマッピングしていく。
   ↓
それを持ってコミュニケーターに質問などをしに行く。
   ↓
質問に対する回答を書いてもらったり、教えてもらったりし、
   ↓
マップを完成させたら受付にもって行きデータを渡す
   ↓
集まったデータからいくつかピックアップ。ホームページへ掲載

という流れです。
これまでが「その場」の意見を送るものだったのに対し、これはその場の会話を送る
ということを目的としています。

とは言えまだタッチパネルである必要性、それから対象とする年齢等
具体的なターゲットが決まらない分には提案ともいえないと思いますが。

でも、今後またやるとしたらこういった方向で検討してみたいと思います。